ディセンシア アヤナスでニキビは治るのか? を試した結果
2019/08/17
「アヤナス ニキビ」での検索が多い
ディセンシアの「アヤナス」はストレスによる肌荒れのメカニズムに着目し誕生したエイジングケアです。
敏感肌用の化粧品として肌トラブルができにくい処方でありながら、シワやほうれい線にも対応すると評判になり、ディセンシア製品の中でも人気の高いラインです。
そんなアヤナスですが、どういうわけか「アヤナス ニキビ」で検索して当サイトへ来られる方が多いんですね。「ありゃ、アヤナスってニキビに効くんだっけ?」と思ったので、ニキビに効果があるのかどうかを調べてみました。
アヤナスの成分をおさらい
先に述べたように、アヤナス自体はエイジングケアとして開発されています。
ディセンシアの研究結果では、敏感肌の女性は普通肌の人よりも12歳も老けて見られるそう。それを受けて敏感肌の原因となる肌バリアの低下を防ぐための成分や、血行を促進し肌温度を高める成分、角質層を健全化する成分が主成分として配合されています。
なかでもCVアルギネートやジンセンXといったポーラ独自の成分が使われているのが特徴です。
ニキビを防ぐ成分とは?
ニキビ用化粧品には抗炎症成分が不可欠
一方、「ニキビ用化粧品」と呼ばれる化粧品にはどんな成分が含まれているのでしょうか?
代表的なのは「抗炎症成分」です。ニキビは毛穴に詰まった角質や皮脂によりアクネ菌が増殖し、炎症を起こすことで発生するもの。ニキビ用スキンケアではこの炎症を取るために抗炎症剤が使われます。代表的なものにはグリチルリチン酸2Kや甘草エキス、トコフェロール(ビタミンE)などがあります。
アヤナスにはニキビに効果的な抗炎症剤が配合されている
実はアヤナスにはニキビ用化粧品顔負けの抗炎症成分がたくさん配合されているんですね。そこで、アヤナスに配合されている抗炎症作用を持つ成分を一覧にしてみました。
アヤナスに配合されている抗炎症作用を持つ成分一覧
成分名 | 働き |
---|---|
グリチルリチン酸2K | 抗炎症作用と抗アレルギー作用を持つ成分。ニキビなど炎症による肌トラブル用化粧品に用いられる。抗アレルギー作用も期待できる。 |
コウキエキス | クルミ科の植物「黄杞葉」から抽出されたエキス。メラニン生成を抑制してシミやそばかすを防ぐ働きがある。 |
トコフェロール | ビタミンE。抗酸化作用があり肌荒れや炎症によって起きた赤みを除去する働きがある |
ビルベリー葉エキス | ブルーベリーの一種であるビルベリーの葉から抽出されるエキス。 |
ローズマリーエキス | ローズマリーから抽出されたエキスで、収れん効果、保湿効果、抗酸化作用により民間療法で使用されてきた。フラボノイド、タンニンを含み、ニキビ用やアンチエイジングケア化粧品に配合される。 |
ラベンダー花水 | ラベンダーの花から抽出された蒸留水。細胞の新生を促進する効果や鎮静効果、抗炎症効果が認められている。香りも良く香料としても用いられる。 |
オタネニンジンエキス | 別名チョウセンニンジンエキス。東アジア原産のウコギ科植物の多年草で、新陳代謝促進作用や抗酸化作用などがある成分。 |
セイヨウナツユキソウ花エキス | 収れん効果や消炎効果があるため、ヨーロッパでは古くから民間で使われていたエキス。タンニンが豊富で殺菌作用や抗酸化作用も強い。 |
(アヤナスのより詳しい成分については「アヤナスの全成分チェック」を参照)
なぜアヤナスには抗炎症成分が配合されているの?
なぜ抗炎症作用を持つ成分がこんなに配合されているのでしょうか? それは敏感肌用化粧品であることが関係しています。敏感肌は外部刺激により肌に炎症が起きた状態です。この炎症により角質層のタイトジャンクションという細胞膜の構造が乱れ、水分が流出。乾燥肌の状況になり肌荒れが起きるメカニズムです。こうした炎症を抑えるために各種抗炎症成分が配合されているのです。
アヤナスの抗炎症作用で実際にニキビは防げるのかを検証
以上のように抗炎症作用を持つ成分が配合されているのですから、ニキビの炎症を抑えたとしても何ら不思議はないわけです。
とはいえ、実際に効果があるのかないのかは試してみないとわからないところ。そこで、実際にできたニキビにアヤナスを使ってみました。
定期的にニキビが発生する私の肌
私は特にニキビ肌というわけではないのですが、生理前になると周期的にアゴのあたりにニキビが発生します(いわゆる周期ニキビ)。このニキビに対してアヤナスで対処してみました。
使用前
こちらが使用前の写真。
使用後
こちらが使用後の写真。
どうでしょうか。実は私が思った以上に改善したのでびっくりしました。ニキビ用ではないので流石にそこまでは…とたかをくくっていましたが、アヤナス恐るべし!
アヤナス使用で現れた驚きの変化
さらに大きな変化がありました。それは、アヤナスを使ってから周期ニキビができなくなったということです。
抗炎症成分がニキビのできにくい肌へと変えた
周期ニキビの原因はホルモンバランスの変化といわれています。生理の前には女性ホルモンであるプロゲステロンが分泌されますが、このホルモンにより皮脂分泌も活発になります。
ただ、皮脂が詰まってもアクネ菌の炎症が起こらなければニキビは発生しません。アヤナスの持つ抗炎症成分により、この炎症が起きなくなったためと考えられます。
まとめ
結論としては意外なほどニキビが治った上に、抗炎症作用によりニキビができにくくなる」と言えるかと思います。
特にアヤナスは敏感肌用なので、通常のニキビ用スキンケアでは肌荒れしやすい方にはおすすめできます。敏感肌かつニキビができやすい方や、生理の前後にニキビができやすい方は一度試してみると良いかもしれません。